この記事は、note「SNS採用ラボ」にも載せています。
目次
料金表だけでは、費用は分からない
「サービスの料金は聞いた。でも、社内でどれだけ手がかかるのかが見えないので、決められない」。こちらから声をかける採用を検討している会社から、よく伺うお悩みです。
ダイレクトリクルーティングの費用は、外に払うお金と、社内の時間の2つでできています。料金表に載っているのは前者だけです。
この記事では、何にお金と時間がかかるかを内訳にして、1か月の見積もりの作り方をお伝えします。
ダイレクトリクルーティングの費用は2つに分かれる
| 何か | どこで分かるか | |
|---|---|---|
| 外に払うお金 | サービスの利用料 | 契約書・請求書 |
| 社内の時間 | 探す・読む・書く・返す・会う・記録する | 自分で測る |
外に払うお金は、契約を見れば分かります。社内の時間は、測らないと分かりません。そして、続けられるかどうかを決めるのは、たいてい社内の時間のほうです。
外に払うお金:料金の形を確かめる
サービスの利用料は、金額より先に「何に対して払うか」の形を確かめます。
- 毎月決まった額を払う形か
- 採用が決まったときに払う形か
- 送る数や、相手の情報を見る回数で増える形か
- 始めるときに別の費用がかかるか
送る数で増える形なら、1か月に送る数を先に決めてから計算します。採用が決まったときに払う形なら、来年に採りたい人数で掛け算します。
社内の時間:作業ごとに分けて測る
社内の時間は、作業ごとに分けて測ります。
- 探す 条件に合う人を一覧から選ぶ
- 読む 一人の公開されている経歴や発信を読み、声をかける理由を1つ拾う
- 書く 一文目と理由を書き、仕事の説明と会い方をつなげる
- 返す 返事に答え、日程を決める
- 会う 面談に出る(会う人の時間)
- 記録する 送った日・理由・返事を残す
測り方は簡単です。最初の5人分、作業ごとにスマートフォンのストップウォッチで測り、いちばん長かった時間を使います。短い時間で見積もると、忙しい週に崩れます。
見落とされやすいのは、5の「会う」です。会うのが社長や現場の責任者なら、その人の時間も費用に入れます。
始める前の時間も、一度だけかかる
始める前に、一度だけかかる時間もあります。
- 採りたい人の条件を3つに絞る
- 職種ごとに、仕事の説明と会い方の文面を一度書く
- 過去の応募者の名簿を1か所にまとめる
この準備を飛ばすと、毎回の「読む」「書く」が長くなります。最初の1か月に、ここにも時間を見ておきます。
1か月の試算表
次の表に、自社の数字を入れます。数字は書き方の例として置いた仮のものです。
| 作業 | 1人あたり | 人数 | 1か月の時間 |
|---|---|---|---|
| 探す・読む | 15分(仮) | 30人 | 7.5時間 |
| 書く | 10分(仮) | 30人 | 5時間 |
| 返す | 10分(仮) | 返事が来た人 | 自社の実績で |
| 会う | 30分+準備10分(仮) | 会えた人 | 自社の実績で |
| 記録する | 2分(仮) | 30人 | 1時間 |
1か月の時間に、1時間あたりの人件費を掛けると、社内の費用になります。外に払うお金と足したものが、1か月のダイレクトリクルーティングの費用です。
時間を減らす順番
試算して時間が多すぎたら、次の順に減らします。
- 書く時間:一人ずつ変えるのは一文目と理由だけにし、残りは職種ごとの文面を使います
- 探す時間:まず一度会ったことのある人の名簿から探します。読む材料が手元にあります
- 読む時間:条件を絞り、声をかける理由を書けない人には送りません
会う時間は、減らすところではありません。採用が前に進むのは、ここだからです。
ほかの入口と比べるときは、同じ物差しで
ダイレクトリクルーティングの費用を、求人広告や紹介と比べるときは、ほかの入口にも社内の時間を入れます。
求人広告なら、原稿を作る時間と、届いた応募の書類を読む時間。紹介なら、紹介された人の書類を読み、面接の日程を組む時間です。外に払うお金だけを並べると、社内の時間がかかる入口ばかりが安く見えます。
もう一つ、比べるときに見ておくのは、使ったお金と時間のあとに何が残るかです。こちらから声をかけた人の記録は、次の採用の「探す」と「読む」の時間を短くします。
SOCIAL RECRUITの、お金と時間の形
この記事の物差しを、SOCIAL RECRUITに当てはめるとこうなります。
外に払うお金は、毎月決まった額です。採用が決まっても、成功報酬はかかりません。始めるときの費用も決まっています。契約の前に、この記事の「何に対して払うか」の4つで確かめてください。
社内の時間は、6つの作業のうち3つを手伝います。
- 探す:「人材を探す」で、条件から候補を出します
- 書く:相手の公開情報をもとに、一人ずつの文面をAIで下書きします。読んで直し、会社のアカウントから送るのは担当の方です
- 記録する:声をかけた人を、未接触から採用までの段で追います
返す・会うは、人の仕事として残ります。そして、声をかけた人の記録は自社に残り、次の採用の「探す」の材料になります。
まとめ
- ダイレクトリクルーティングの費用は、外に払うお金と社内の時間の2つです
- 外に払うお金は、金額より先に「何に対して払うか」の形を確かめます
- 社内の時間は、探す・読む・書く・返す・会う・記録するに分けて、最初の5人分を測ります
- 始める前の準備の時間と、会う人の時間を忘れずに入れます
- 時間が多すぎたら、書く・探す・読むの順に減らし、会う時間は守ります
