この記事は、note「SNS採用ラボ」にも載せています。
目次
声をかけたあと、誰がどこにいるか分かりますか
スカウトなどで、こちらから声をかける採用を始める会社が増えています。最初の数名なら、誰に送ったか覚えていられます。ところが人数が増えると、「あの人に返事をしたか」「この人は面談の日程が決まったか」が分からなくなっていきます。
面談の日程を決めたはずの人が、誰の予定にも入っていなかった。声をかける手間をかけたのに、その先で取りこぼすのはもったいないことです。
この記事では、声をかけた人を段で追う方法と、面談につながる人の見分け方をお伝えします。
6つの段に分ける
声をかけた人を、次の6つの段のどこかに必ず置きます。
| 段 | この段にいる人 | 次の段へ進める条件 |
|---|---|---|
| 未接触 | 声をかける候補に選んだが、まだ送っていない | 最初の連絡を送った |
| 接触中 | 連絡を送り、やり取りをしている | 面談をしたいと返事があった |
| 面談調整中 | 面談の日程を決めている | 日程が決まり、面談をした |
| 面談済 | 面談を終えた | 条件を示して入社をお願いした |
| オファー | 条件を示し、返事を待っている | 入社の承諾をもらった |
| 採用 | 入社が決まった | ― |
大切なのは右の列です。「次の段へ進める条件」を先に決めておくと、担当者によって段の付け方がばらばらになりません。
段は「事実」で動かす
段を動かすのは、担当者の感触ではなく、起きた事実です。
- 「感じのいい返事が来た」では動かしません。「面談をしたいと返事があった」で動かします
- 「たぶん来てくれそう」では動かしません。「日程が決まった」で動かします
事実で動かすと、週に一度、段ごとの人数を数えたときに数字がそのまま信じられます。「接触中」が多いのに「面談調整中」が少なければ、最初の連絡のあとで止まっていることが分かります。
面談につながる人の返事の見分け方
「接触中」の人の中でも、面談につながりやすい人には、返事に共通する特徴があります。次のような返事は、早めに面談の提案をする合図です。
- 質問が入っている 仕事の中身や働き方について、具体的に尋ねてくる
- 自分の時期を書いてくる 「来月なら」「年明けから考えている」など、自分の予定を書いてくる
- 自分の経験と結びつけてくる 「前の職場で◯◯をしていたので」と、自分の話をしてくる
逆に、お礼だけの短い返事は、まだ様子を見ている段階かもしれません。その場合は面談を急がず、相手の質問に答える形でやり取りを続けます。
これは見分けの目安であって、断定ではありません。返事の短さは、忙しさや人柄によることもあります。合図が無い人を後回しにはしても、名簿から外す理由にはしないでください。
止まった人には日付を残す
どの段にも、動かなくなる人が出てきます。止まった人には、次の2つを残します。
- 最後にやり取りした日
- 次に連絡する日
「接触中」のまま2週間たったら1回だけ連絡する、のように、社内で決まりを作っておくと迷いません。追いかけるのは1回までにし、返事が無ければ、次に連絡する日を半年後などに置き直します。
「連絡は不要です」と言われた方には、その日のうちに記録に残し、以後連絡しません。
週に一度、段ごとの人数を見る
段で追う形ができたら、週に一度、決まった曜日に段ごとの人数を数えます。表に書くのは次の列だけです。
| 段 | 今週の人数 | 先週の人数 | 先週から動いた人 |
|---|---|---|---|
| 未接触 | |||
| 接触中 | |||
| 面談調整中 | |||
| 面談済 | |||
| オファー | |||
| 採用 |
見るのは、人数が増え続けている段です。「接触中」が増え続けているなら、最初の連絡のあとのやり取りで止まっています。「面談済」が増え続けているなら、面談のあとの判断で止まっています。
止まっている段が分かれば、直すところも1つに絞れます。全部を一度に直そうとせず、その週は1つの段だけを見直します。
まとめ
- 声をかけた人を、未接触から採用までの6つの段に置きます
- 段ごとに「次へ進める条件」を先に決めます
- 段は感触でなく、起きた事実で動かします
- 質問・時期・自分の経験が入った返事は、面談を提案する合図です
- 止まった人には、最後の日と次に連絡する日を残します
- 週に一度、段ごとの人数を数え、増え続けている段を1つだけ直します
