この記事は、note「SNS採用ラボ」にも載せています。
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「うちでもできるのか」という迷い
「こちらから声をかける採用がよいとは聞く。でも、うちのような小さな会社で回るのか分からない」。始めるかどうかを迷っている会社から、よく伺うお悩みです。
ダイレクトリクルーティングは、会社が自分で相手を探し、直接声をかける採用のやり方です。合う会社には大きな力になりますが、合わない状態で始めると、手間だけが残ります。
この記事では、メリットとデメリットを4つずつ挙げ、向く会社と向かない会社の見分け方をお伝えします。
ダイレクトリクルーティングのメリット4つ
1. まだ動いていない人に会える
総務省の「労働力調査(詳細集計)2025年平均」では、仕事を変えたい、または別の仕事もしたいと考えている「転職等希望者」は1023万人でした。同じ年に実際に転職した人は330万人です。
二つは別々に数えた数字ですが、変わりたいと思いながら、まだ動いていない人が多いことは読み取れます。求人を見に来ない人にも、こちらからなら声をかけられます。
出典:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2025年平均」(2026年2月13日公表)
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/index.html
2. 比べられる前に、一対一で話せる
求人の一覧では、会社名や条件で先に比べられます。一対一の連絡から始まると、比べられる前に、仕事の中身や一緒に働く人の話ができます。
3. 会う人を、会社が選べる
応募を待つ採用では、誰が来るかを会社は選べません。こちらから声をかける採用では、採りたい人の条件に合う人にだけ時間を使えます。
4. 声をかけた記録が、会社に残る
誰に、どんな理由で声をかけ、どう返ってきたか。この記録は、次の採用でそのまま使えます。今回は時期が合わなかった人にも、半年後にもう一度話を始められます。
ダイレクトリクルーティングのデメリット4つ
1. 探して書く時間が、社内にかかる
相手を探し、公開されている経歴や発信を読み、一人ずつ文面を書く。この時間は、社内の誰かが持ちます。
2. すぐには結果が出ない
声をかけてから面談、面談から選考へと進むまでには、何週間もかかることがあります。来月の欠員を埋める手段としては、間に合わないことがあります。
3. 会う人の時間が要る
返事が来ても、会う人の予定が空かなければ止まります。社長や現場の責任者が会う会社ほど、ここで詰まります。
4. 文面が雑になると、会社の印象が下がる
宛名だけ替えた文面は、受け取った人にすぐ見抜かれます。送った数だけ、会社の印象を下げることにもなります。
向く会社・向かない会社
次の4つの問いに「はい」が多いほど、向いている会社です。
- 採りたい人の条件を、3つの言葉で言えるか
- 週に2時間ほど、探して書く時間を確保できるか
- 返事が来た週に、会う人の枠を空けられるか
- 毎年くり返し採る職種があるか
反対に、次の状態なら、今は向いていません。
- 来月までに必ず一人採らなければならない
- 採りたい人の条件が、社内でまとまっていない
- 採用を担う人が、今の仕事で手一杯
向かない会社が、先に整えること
向かないと分かっても、あきらめる必要はありません。先に整えれば、始められます。
- 条件がまとまっていない:入社して活躍している社員を思い浮かべ、共通点を3つ書き出します
- 時間が無い:まずは過去の応募者の名簿から始めます。一度会った人なら、探す時間がかかりません
- 会う人の予定が空かない:週に1枠だけ、面談のための時間を先に押さえます
急ぎの欠員は、これまでの入口で埋めます。そのうえで、くり返し採る職種から、こちらから声をかける採用を足していきます。
まとめ
- メリットは、まだ動いていない人に会える・比べられる前に話せる・会う人を選べる・記録が残るの4つです
- デメリットは、社内の時間・結果が出るまでの期間・会う人の時間・文面の雑さで印象が下がることの4つです
- 条件を3つで言えて、週2時間と会う枠を確保でき、くり返し採る職種がある会社に向いています
- 向かない会社は、条件・時間・会う枠を先に整えてから始めます
- 急ぎの欠員はこれまでの入口で埋め、くり返し採る職種から足していきます
