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Instagram採用とは ── 中小企業がInstagramで採りたい人に会う方法

Instagram採用とは ── 中小企業がInstagramで採りたい人に会う方法

この記事は、note「SNS採用ラボ」にも載せています。

Instagram採用(インスタ採用)とは、会社のInstagramを採用の窓口にして、採りたい人に会社を知ってもらい、こちらから一人ずつ声をかけて会いに行く採用の方法です。

求人を出して応募を待つ採用をやめるのではなく、そこに足す「もう一つの入口」です。

「求人を出しても、会いたい人から応募が来ない」。中小企業の代表や採用担当の方から、よく伺うお悩みです。この記事では、Instagram採用の考え方と、始める手順、気をつけること、よくある質問をまとめました。

Instagram採用とは? 求人サイトとの違い

求人サイトとInstagram採用は、会える人と、始まり方が違います。

求人サイト Instagram採用
会える人 いま仕事を探している人 まだ探していない人も含む
始まり方 応募を待つ こちらから声をかける
見てもらうもの 仕事の条件 働く人と、日々の仕事の様子
あとに残るもの 掲載が終わると消える アカウント・投稿・つながった人

求人サイトを開くのは、多くの場合、転職を決めてからです。そのときには、他の会社も同じ人を見ています。Instagram採用は、その手前の時間に会社を知ってもらい、条件で比べられる前に出会うための方法です。

なぜ今、Instagramで採用するのか?

採りたい人が、ふだん時間を使っている場所だからです。

総務省の調査では、Instagramの利用率は全年代で54.8%でした。年代別では、20代が82.6%、30代が76.6%、40代が67.1%です(LINE・YouTubeを除くと、全年代でいちばん高い利用率です)。

出典:総務省 情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2026年6月公表・N=1,800)

ただし、利用率は「使っている人の割合」です。仕事を探している人の割合ではありません。だからInstagram採用では、応募を待つのではなく、こちらから会いに行くことが前提になります。

Instagram採用で何をするのか?

やることは、大きく3つです。

  1. 窓口をつくる 採用のためのアカウントを用意し、プロフィールと最初の投稿で「何をしている会社か」「どんな人が働いているか」を伝えます
  2. 採りたい人を見つける 公開されている投稿やプロフィールから、仕事への向き合い方が伝わる人を探します
  3. 一人ずつ声をかける 「なぜあなたに声をかけたか」を一文目に書き、まずは軽く会う約束をします

窓口だけでは、見つけてもらえるのを待つことになります。声をかけるだけでは、相手がプロフィールを開いたときに何の会社か分かりません。3つはセットで動かします。

中小企業がInstagram採用を始める5つの手順

1. 採りたい人を、3つの条件に絞る

職種、経験、大事にしてほしい考え方の3つです。条件が多いと探せず、少ないと声をかける理由が書けません。

2. 窓口を整える

プロフィールは3行で「何の会社か」「どんな仕事か」「どう会えるか」を書きます。最初の投稿は、仕事の1日、働く人の顔、仕事で迷った場面など、開いた人が一画面で会社を想像できる数をまとめて用意します。

3. 探す

仕事のこと、学んでいること、地域のことを発信している人を、ハッシュタグや地域、話題から探します。見るのは、本人が公開している投稿とプロフィールだけです。

4. 声をかける

一文目に、相手の投稿のどこを見て声をかけたかを書きます。会い方は「30分のカジュアル面談」のように軽くし、断りやすい一文も添えます。全員に同じ文面は送りません。

5. 記録して追う

送った日、声をかけた理由、返事、いまの段(声をかけた・面談の調整中・会った など)を残します。記録があると、次に誰へ、何と送るかが決まります。

Instagram採用で気をつけること

  • 担当者の個人のアカウントではなく、会社のアカウントから名乗って送ります
  • 同じ文面を一斉に送りません。理由を書けない人には送りません
  • 見るのは公開されている情報だけです。私生活に踏み込む話題は避けます
  • 断られたら、そこで終えます。追いかけの連絡は重ねません
  • Instagramの利用規約と、会社の個人情報の決まりに沿って進めます

Instagram採用にはいくらかかるのか?

アカウントは無料で作れます。自社だけで進めるなら、外に払うお金は広告を出さない限りかかりません。

かかるのは社内の時間です。投稿をつくる、探す、文面を書く、返事をする、会う。この5つに、週にどれだけ時間を使えるかを先に決めます。時間が足りない部分は、外の手を借りるか、道具で短くします。

よくある質問

Q. フォロワーが少なくても始められますか?
A. 始められます。大事なのは数より、声をかけた相手がプロフィールを開いたときに、何の会社か分かることです。

Q. 投稿は毎日しないといけませんか?
A. 毎日でなくて大丈夫です。最初にまとめて用意した投稿で会社が伝われば、あとは続けられる頻度で足していきます。

Q. 求人サイトはやめたほうがいいですか?
A. やめなくて大丈夫です。いま探している人に会う入口として残し、Instagram採用は、まだ探していない人に会う入口として足します。

Q. どんな職種に向いていますか?
A. 仕事の様子を写真や短い動画で見せやすい職種は始めやすいです。利用率の高い20代・30代を採りたい職種も、始めやすい対象です。

Q. 知らない人にDMを送っても失礼になりませんか?
A. 会社のアカウントから名乗り、なぜその人に声をかけたかを書き、断りやすくしておけば、失礼にはなりにくいです。一斉送信のような文面がいちばん嫌がられます。

まとめ

  • Instagram採用とは、会社のInstagramを窓口にして、採りたい人にこちらから一人ずつ声をかけて会いに行く採用の方法です
  • Instagramの利用率は、20代82.6%・30代76.6%(総務省・令和7年度)。採りたい人が、ふだん時間を使っている場所です
  • やることは、窓口をつくる・見つける・一人ずつ声をかけるの3つです
  • 始める手順は、条件を3つに絞る→窓口を整える→探す→声をかける→記録して追う、です
  • 求人サイトは残したまま、もう一つの入口として足します