この記事は、note「SNS採用ラボ」にも載せています。
最初の投稿で、手が止まる
採用のためにSNSのアカウントを作った。プロフィールも書いた。けれど、何から投稿すればよいか分からず、最初の一本で手が止まる。
何本か出してみても、社内のイベントの写真が並んだだけ、ということもあります。
この記事では、採用アカウントの最初の12投稿を、3本ずつ4つのまとまりに分けてお伝えします。順番に意味があるので、上から出していくだけで、初めて訪れた人に会社の輪郭が伝わる並びになります。
| 順番 | まとまり | 役割 |
|---|---|---|
| 1〜3 | 会社の輪郭 | 何をしている会社かを伝える |
| 4〜6 | 仕事の中身 | 入社したら何をするかを見せる |
| 7〜9 | 働く人 | 誰と働くかを見せる |
| 10〜12 | 応募の前の不安 | 連絡したら何が起きるかを書く |
週に3本なら、4週間でそろいます。毎日出す必要はありません。続けられる間隔で、この順に出します。
1〜3本目:会社の輪郭
最初の3本は、プロフィールの上に固定しておく投稿です。初めて来た人が、ほかの投稿を見なくても会社が分かるようにします。
- 何をしている会社か、誰の役に立っているか
- どんな場所で、どんな人数で働いているか
- いま、どんな人を募集しているか
3本目は、募集が変わったら作り直します。古い募集が固定されたままだと、採用していないように見えます。
1本目は、会社の紹介文をそのまま載せるより、「誰の、どんな困りごとを、どう助けているか」を1枚の画像と短い文で書きます。たとえば「地域の工務店に、明日の工事に使う資材を朝までに届けています」。会社の名前を知らない人にも、仕事の場面が浮かびます。
4〜6本目:仕事の中身
次の3本で、入社したら何をするのかを見せます。求人の文面より、具体的な1場面のほうが伝わります。
- ある1日の流れ(朝から夕方まで)
- お客様のところで、実際にしている仕事
- 入社して最初の3か月で覚えること
仕事のよいところだけでなく、大変なところも1つ書いておきます。入ってから「聞いていなかった」と言われないためです。
写真は、仕事の道具や、お客様先に向かう車の中など、仕事の手ざわりが分かるものを選びます。お客様の名前や建物が写り込まないよう、出す前に確かめます。
7〜9本目:働く人
応募を考える人は、「誰と働くのか」を気にしています。
- 入社して半年ほどの社員が、最初に戸惑ったこと
- 長く働いている社員が、仕事で大切にしていること
- 打ち合わせや休憩の、ふだんの様子
社員の写真や話を載せるときは、必ず本人の同意を取ってください。載せる文章も、本人に読んでもらってから出します。顔を出したくない人には、手元や後ろ姿で協力してもらう方法もあります。
話を聞くときは、「この会社に入ってよかったこと」より、「入る前に知りたかったこと」を聞くと、読む人の役に立つ言葉が出てきます。
10〜12本目:応募の前の不安を減らす
最後の3本は、連絡する直前の人のための投稿です。
- 選考の流れ(何回会うか、どのくらいの期間か)
- よく聞かれる質問と、その答え(面接や説明会で実際に聞かれたことから選びます)
- 連絡したら、誰が、何日以内に返すか
12本目には、「選考ではなく、まずは話を聞くだけでも大丈夫です」と書いておくと、最初の連絡の重さが変わります。書いた期限は、社内で必ず守れるようにしておきます。
12本のあとに
12本がそろったら、どの投稿が多く見られたか、どの投稿のあとに連絡が来たかを見ます。
反応があったまとまりから、同じ形の投稿を足していきます。たとえば、働く人の投稿に反応が多ければ、別の社員の話を続けます。最初の12本は、そのための土台です。
届いたメッセージは、求人サイトから来た応募者と同じ表に記録します。入口が違っても、同じ一人の候補者として追えるようにするためです。
12本を出し終えるまでは、投稿の順番を入れ替えないことをおすすめします。働く人の投稿だけが先に並ぶと、何をしている会社かが伝わる前に、人の話を読むことになるからです。
まとめ
- 最初の12投稿は、3本ずつ4つのまとまりで出します
- 1〜3本目は会社の輪郭。プロフィールの上に固定し、募集が変わったら作り直します
- 4〜6本目は仕事の中身。大変なところも1つ書きます
- 7〜9本目は働く人。載せるときは必ず本人の同意を取ります
- 10〜12本目は応募の前の不安。返す人と期限を書き、社内で守ります
