この記事は、note「SNS採用ラボ」にも載せています。
目次
スカウト運用が、3週目で止まる
採用担当が1人の会社から、よく伺うお悩みがあります。
「スカウトを始めた週は、10人に送れた。2週目に返事が来始め、その対応とほかの仕事に追われて、3週目には新しく送れなくなった」
一人で担う会社のスカウトは、量より、止まらないことが大切です。止まると、声をかけた人への返事も遅れ、それまでの手間が無駄になります。
この記事では、スカウト運用を週2時間に収め、曜日ごとに割り振って回す手順をお伝えします。
週2時間を、曜日に割り振る
まず、週2時間を次のように分けて、予定表に入れてしまいます。
| 曜日 | 時間 | やること |
|---|---|---|
| 月 | 30分 | 探して、声をかける人を選ぶ |
| 火・水・木 | 各15分 | 1日1〜2通、書いて送る |
| 金 | 30分 | 返事を確かめ、段を動かす |
| 金 | 15分 | 1週間を振り返る |
ポイントは、「探す」「書く」「追う」を別の日にすることです。同じ時間に全部やろうとすると、探すところで時間を使い切り、送れないまま終わります。
月曜30分:探して、5人に絞る
月曜は、採りたい人の条件で探し、その週に声をかける人を5人まで選びます。
選ぶときは、一人ずつ「この人に送る理由になる事実」を1つメモします。
- 「地域の中小企業を担当する営業を続けている、と発信している」
- 「新人の教え方について、何度か書いている」
事実が拾えない人は、その週は選びません。月曜のうちにメモまで終えておくと、火曜からは書くことだけに集中できます。
5人に満たない週があってもかまいません。条件に合う人が見つからない週が続くなら、探す条件を見直す合図です。条件を3つより多く重ねていないか、通える範囲を狭く取りすぎていないかを確かめます。
火〜木15分:書くのは一文目と理由だけ
火曜から木曜は、1日1〜2通を書いて送ります。15分で書くために、文面を2つに分けておきます。
- 一人ずつ書く所:一文目(月曜にメモした事実)と、声をかけた理由
- 使い回す所:仕事の説明、会い方の提案、署名
使い回す所は、職種ごとに一度書いて保存しておきます。毎回書くのは、一文目と理由の数行だけになります。
使い回す所は、たとえば次のような形です。
「当社では、地域の中小企業を担当する法人営業を募集しています。まずは選考ではなく、30分ほどオンラインで仕事の話をさせていただけないでしょうか。ご都合のよい日をいくつか教えていただければ、こちらで合わせます」
会い方は、選考ではない小さな形にしておくと、返事をする側の負担が軽くなります。
送る前に、一度だけ声に出して読みます。宛名を別の人に替えても通じる文面なら、一文目を書き直します。
金曜30分:返事を返し、段を動かす
金曜は、その週に声をかけた人と、前の週までに声をかけた人の様子を確かめます。
声をかけた人は、次の段のどこかに置いて追います。
未接触 → 接触中 → 面談調整中 → 面談済 → オファー → 採用
段を動かすのは、起きた事実があったときだけです。「面談をしたいと返事があった」なら面談調整中へ。返事が無いまま2週間たった人は、追いかける連絡を1回だけ予定に入れます。
なお、返事が届いたら、その日のうちに短く一言返します。これは週2時間の外に置きます。返事を金曜まで待たせると、会える人を逃します。
金曜15分:1週間を振り返る
最後の15分で、次の3つだけを見ます。
- 今週、何人に送れたか
- 返事が来た人には、どんな事実を拾っていたか
- 段が止まっている人は誰か
返事が来た文面の事実を、来週の探し方に生かします。
振り返りは、1週1行で残します。「5人に送り、返事2人。どちらも仕事の工夫を発信している人だった。面談調整中で止まっている人が1人」。4週分たまると、自社の声のかけ方に合う人の形が見えてきます。
忙しい週の決まりを、先に作る
一人で担っていると、送れない週は必ず来ます。そのときの決まりを先に作っておきます。
- 忙しい週は、金曜の30分だけ守る(返事と段の確かめ)
- 新しく送るのは止めてよい。声をかけた人への返事は止めない
- 休む週は、代わりに返事を見る人を一人決めておく
新しく送るのが1週止まっても、取り戻せます。返事が止まると、相手との関係が止まります。
SOCIAL RECRUITで、週2時間を回す
SOCIAL RECRUITでは、この記事の曜日の割り振りを、そのまま画面に乗せられます。
- 月曜:「人材を探す」で採りたい人の条件を入れ、公開されている情報から候補を出します。5人に絞り、事実をメモするのは担当の方です
- 火〜木:候補者ごとの画面で、相手の公開情報をもとに、一人ずつの文面をAIで下書きします。使い回す所は、テンプレートに保存しておけます。読んで直し、会社のアカウントから押して送るのは担当の方です
- 金曜:声をかけた人は、この記事と同じ「未接触→接触中→面談調整中→面談済→オファー→採用」の段で並びます。どの段に誰がいるかを、一覧で見られます
返事は、送ったSNSのメッセージに届きます。届いた返事を見て段を動かすのは、担当の方です。
まとめ
- 一人で担うスカウト運用は、量より止まらないことが大切です
- 週2時間を、月=探す、火〜木=書いて送る、金=追う・振り返る、に割り振ります
- 月曜に5人まで選び、送る理由になる事実を1つずつメモします
- 一人ずつ書くのは一文目と理由だけ。残りは職種ごとに使い回します
- 声をかけた人は段で追い、事実があったときだけ動かします
- 忙しい週は、新しく送るのを止めても、返事と段の確かめは止めません
