この記事は、note「SNS採用ラボ」にも載せています。
目次
断りの返事は、読んでもらえた印
スカウトに「今回は見送ります」と返事が来ると、残念に感じるものです。
ただ、返事が来たということは、相手が文面を開き、最後まで読み、考えたうえで返してくれたということです。何も返ってこない人よりも、一歩近い場所にいます。
断られた時点で記録を消してしまうと、せっかくの一歩が残りません。
この記事では、断りの返事をどう読み分けるか、どう引けば次につながるかをお伝えします。
断りの返事は4つに分けて読む
断りの返事は、中身によって次の一手が変わります。届いた返事を、まず4つに分けます。
- 時期の断り:「いまは転職を考えていません」「今の仕事が落ち着くまでは」
- 条件の断り:「勤務地が合いません」「希望の働き方と違います」
- 仕事の断り:「営業ではなく、別の仕事を考えています」
- 理由のない断り:「今回は見送ります」だけ
1は、時期が変われば話せる人です。2は、条件が変わったときに声をかけ直せる人です。3は、別の職種の募集で思い出したい人です。4は、無理に理由を聞かず、いったん引きます。
引き方の基本:お礼と、次の確認を1つだけ
断りの返事には、その日のうちに短く返します。書くのは次の3つです。
- 返事をくれたことへのお礼
- 相手の判断を受け止める一言
- また連絡してよいかの確認(1つだけ)
たとえば、時期の断りには次のように返します。
ご返信ありがとうございます。いまのお仕事を大切にされているのが伝わりました。
もしよろしければ、半年ほどたったころに、もう一度だけご連絡してもよいでしょうか。
ご不要でしたら、このままご返信なしで構いません。
条件の断りなら、「勤務地の条件が変わることがあれば、そのときにご連絡してもよいでしょうか」と、変わる条件を具体的に書きます。
やってはいけない引き方
断られたあとの一通で、次の機会をなくしてしまうことがあります。
- 引き止める:「そうおっしゃらずに、一度だけでも」
- 理由を問いただす:「差し支えなければ、理由を詳しく教えてください」
- その場で条件を上げる:「年収はご相談に応じます」
- 返事がないまま何度も送る
どれも、相手の判断を受け止めていない印象を残します。
断りの返事に、つい面接の案内を重ねてしまうこともあります。気持ちは分かりますが、その一通で、次に連絡する道を自分で閉じてしまいます。
返事が来ないときは、断りより手前
返事がまったく来ない人は、断った人とは分けて考えます。文面を開いていないのか、読んだうえで返していないのか、こちらからは分かりません。
返事が来ないときに送るのは、1通だけにします。最初の連絡から1〜2週間ほどあけて、短く送ります。
先日ご連絡した◯◯です。お忙しいところ失礼しました。
もしご関心があれば、日程は改めてご都合に合わせます。ご不要でしたら、このままで構いません。
それでも返事がなければ、そこで引きます。何度も送ると、次に会社の名前を見たときの印象が悪くなります。一度引いた人は、時期を変えて、別の事実を拾った一文目から声をかけ直します。
断りを記録に残す
引いたあとは、次に声をかけるための記録を残します。残すのは次の4つです。
- いつ断りの返事が来たか
- 4つのどれに当たるか
- 相手が書いてくれた言葉(そのまま)
- 次に連絡してよいか、いつごろか
次に声をかけるときは、この記録をもとに、一人ずつの文面を書きます。
以前、いまのお仕事が落ち着くまでは、とお返事をいただいた◯◯です。半年ほどたちましたので、一度だけご連絡しました。
前のやりとりを覚えていることが、一文目で伝わります。連絡してよいと言われていない人には、送りません。
記録は、担当が替わっても引き継げる場所に置きます。個人のメールの中だけに残っていると、担当の異動とともに消えてしまいます。
まとめ
- 断りの返事は、文面を読んで考えてくれた印です
- 返事を「時期・条件・仕事・理由なし」の4つに分けて読みます
- その日のうちに、お礼と、また連絡してよいかの確認を1つだけ返します
- 引き止め・問いただし・その場の条件の上乗せはしません
- 返事が来ない人には1通だけ添えて、そこで引きます
- 断りの日付と相手の言葉を残し、許しを得た人にだけ、時期が来たら一人ずつ声をかけます
