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不採用の人をタレントプールに残す ── 連絡してよいかの確かめ方

不採用の人をタレントプールに残す ── 連絡してよいかの確かめ方

この記事は、note「SNS採用ラボ」にも載せています。

名簿はあるのに、開けない

「見送った人の中に、別の職種ならぜひ会いたい人がいる。でも、連絡してよいのか分からず、名簿を開けずにいる」。採用担当の方から、よく伺うお悩みです。

不採用にした人をタレントプールに残すこと自体は、難しくありません。迷うのは、次に連絡してよいかです。

この記事では、連絡してよいかを確かめる3つの場所と、記録の残し方をお伝えします。

法律の考え方を、先に押さえる

職業安定法の第5条の5は、労働者の募集を行う者に、応募者の個人情報を、業務の目的を明らかにして集め、その目的の範囲内で保管し、使うよう定めています。本人の同意がある場合などは、この限りではないとしています。

つまり、応募のときに「今回の選考」だけを目的として伝えていたなら、次の募集のご案内に使うには、本人の同意が要ると考えるのが安全です。具体的な判断に迷うときは、社内の担当部署や専門家に確認してから進めます。

出典:職業安定法 第5条の5(新潟ハローワーク「職業安定法(抜粋)」で条文を確認)

https://jsite.mhlw.go.jp/niigata-hellowork/jigyounushi/kousei_saiyou/kojinjouhou/anteihou.html

タレントプールに残す前に、確かめる3つの場所

連絡してよいかは、次の3つの場所で確かめます。

  1. 応募の入口:応募フォームや採用ページで、使い道を伝える
  2. 見送りの連絡:次のご案内を希望するかを尋ねる
  3. 次に連絡する前:記録を見て、もう一度確かめる

1つだけでは足りません。入口で伝えていても、見送りの連絡で「不要です」と言われることがあります。

場所1:応募の入口に入れる一文

応募フォームや採用ページの、個人情報の扱いの欄に、次のような一文を入れます。

いただいた情報は、今回の選考と、今後の採用に関するご案内に使います。今後のご案内を希望される方は、下の欄にチェックを入れてください。

チェックは、最初から入れておかないでください。本人が自分で入れたかどうかが、あとで確かめる手がかりになります。

場所2:見送りの連絡で尋ねる

見送りの連絡では、次の募集のご案内を希望するかを尋ねます。入口でチェックを入れていた人にも尋ねます。選考を終えて、気持ちが変わっていることがあるからです。

「希望される場合はご返信ください」と、希望する人に答えてもらう形にすると、記録が迷いません。

同意の記録に残す4つの列

確かめたことは、名簿に次の4つの列で残します。

列 書くこと
確かめた日 チェックや返事を受け取った日
確かめた方法 応募フォーム、見送りの返信、など。文面の版も
範囲 同じ職種だけか、別の職種のご案内もよいか
いつまで 社内で決めた、残しておく期間の終わり

「確かめた方法」に文面の版を書くのは、あとで応募フォームの文を変えたとき、どの文で同意をもらったかが分からなくなるからです。

場所3:次に連絡する前に見る4つ

次の募集を始めたら、連絡する前に、名簿で4つを確かめます。

  1. 同意の記録があるか
  2. 「いつまで」の期間を過ぎていないか
  3. あとから「不要です」と言われていないか
  4. 今回の職種が、同意の「範囲」に入っているか

1つでも当てはまらなければ、その人には送りません。期間を過ぎた人は、名簿から外すか、社内の決まりに沿って扱います。

連絡の一文目で、根拠を伝える

連絡するときは、一文目で、なぜ連絡できるのかを伝えます。

◯月の選考の際、今後の募集のご案内を希望するとお返事をいただいていたので、ご連絡しました。株式会社◯◯の◯◯です。

最後に、止め方も添えます。「今後のご案内が不要になりましたら、このメールにひと言ご返信ください」。返事が来たら、その日のうちに名簿から外します。

SOCIAL RECRUITで、確かめた人にもう一度声をかける

SOCIAL RECRUITでは、過去の応募者のデータを取り込み、一人ずつの文面でもう一度声をかけられます。この記事の手順と合わせると、次の順になります。

  1. 場所3の4つを確かめ、連絡してよいと分かった人だけを取り込む
  2. 候補者ごとの画面で、傾向分析の参考値と根拠を見て、今回の職種に近い人から選ぶ
  3. 相手の情報をもとに文面をAIで下書きし、一文目に「◯月の選考の際、ご案内を希望するとお返事をいただいていたので」と根拠を足す
  4. 止め方を添えて、会社のアカウントから担当の方が送る

同意の記録と、送る前の確かめは、この記事の名簿で行います。取り込むのは、その確かめを通った人だけです。

まとめ

  • 不採用の人をタレントプールに残すときに迷うのは、次に連絡してよいかです
  • 職業安定法は、応募者の情報を、明らかにした目的の範囲内で使うよう定めています
  • 確かめる場所は、応募の入口・見送りの連絡・次に連絡する前の3つです
  • 記録は、確かめた日・方法・範囲・いつまでの4つの列で残します
  • 連絡の一文目で根拠を伝え、止め方を添えます。不要と言われたら、その日に外します